ヒカルの碁の最終回がひどいと言われるのはなぜ?後味の悪さが原因?

ヒカルの碁は、週刊少年ジャンプで連載されていた人気マンガです。作者はほったゆみ(原作)と小畑健(画)で、1999年2・3合併号から2003年33号にかけて連載されました。

ヒカルの碁は、囲碁を通じて成長する少年、進藤ヒカルの物語です。囲碁の天才である藤原佐為の幽霊を目視できるようになってから、ヒカルは囲碁の才能をどんどん伸ばしていきます。ヒカルの成長やライバルたちとの戦いが魅力的な作品でした。

そんなヒカルの碁ですが、人気の一方で「ヒカルの碁の最終回がひどい」という声が上がることもあります。この記事では、そのような評価が出るのはなぜか考察しています。

 

ヒカルの碁の最終回がひどいと言われるのはなぜ?

ヒカルの碁の最終回がひどい」という声があがるのはなぜでしょうか?

ネタバレなりますが、最終回の流れを簡単に振り返ります。

 

ヒカルの碁の最終回

ヒカルの碁の最終回は、単行本の23巻「第189局 あなたに呼びかけている」に収録されています。

ヒカルは韓国の永夏(ヨンハ)との激闘の末、敗れます。負けてヘラヘラするヒカルに対し、永夏は「なぜ囲碁を続けるのか」と問いかけます。これまで笑っていたヒカルも、この問いには「遠い過去と、遠い未来をつなげるため」と真剣に答え、涙を流すのでした。

ヒカルが涙を流す中、仲間からは慰めの言葉がかけられます。その支えに心が軽くなったヒカルには、「聞こえるのですか?私の声が…聞こえるのですか?」という佐為の声が聞こえてくるのでした。

 

主人公が負けて終わるのが後味悪かった!

ヒカルが囲碁を続ける意味を見出すという、今後のヒカルの未来が気になる展開で終わった最終回。

しかし、少年ジャンプの王道である『勝利・友情・努力』のうち、勝利が欠けた最終回に後味の悪さを感じた人が不満の声を上げているようです。

競技ものの王道パターンは勝利で終わることが多いため違和感を抱いてしまったのかもしれませんね。

 

まとめ

ヒカルの碁の最終回がひどいと言われるのはなぜかを考察しました。

個人的には、ヒカルが敗れたものの、彼の内面の成長と碁への深い愛情が最終局面で光っていたのが良いと思っています。

佐為とのつながりを感じつつ、「囲碁はただのゲームではなく、人生そのもの」と悟ったヒカルがどんな未来を描いていくのか、もし続きが読めたら最高ですね。