【虎に翼】伊藤沙莉が演じるヒロインのモデルはどんな人?

2024年4月1日から放送の朝ドラ『虎に翼』で伊藤沙莉さんが演じるヒロインのモデルってどんな人なんでしょうか?

このブログ記事では、ヒロインのモデルとなった女性の半生をまとめています。

虎の翼の主人公 猪爪寅子のモデルは三淵嘉子さん

三淵嘉子さんは、1914年にシンガポールで生まれた日本の法律家です。彼女は日本の女性として初めて弁護士、判事、そして家庭裁判所長を務めたことで知られています。

三淵さんは、幼い頃から父に「男と同じように政治でも、経済でも理解できるようになれ」と諭され、自立する女性として育ちました。

その後、明治大学専門部女子部法科に進学し、弁護士としての資格を得るために法律を学びました。

1938年、三淵さんは他の二人の女性と共に日本で初めて弁護士資格試験に合格し、その後実際に弁護士として登録されました​​。

三淵嘉子さんの法曹キャリア

彼女のキャリアは多岐にわたり、東京地裁判事を経て、広島と長崎の被爆者が原告となった「原爆裁判」において、日本の裁判所で初めて「原爆投下は国際法違反」と明言する歴史的な判決に関わりました。

その後、東京家庭裁判所判事、新潟家庭裁判所長などを歴任し、少年部で5000人以上の少年少女の審判を担当しました。

特に1972年に新潟家庭裁判所で初の女性家庭裁判所長となった業績は、女性が法律の世界で重要な役割を果たす道を切り開いたという意味で重要な意義があります。

その後、浦和家裁、横浜家裁の各所長を歴任し、1979年に退官するまで、家庭裁判所におけるリーダーシップを発揮しました。

三淵さんは1984年に骨癌で亡くなるまで、法律で弱い立場の人々を守ることに尽力しました​​。

まとめ

NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の主人公のモデルとなっており、その人生と業績は、多くの人に影響を与えています​​。

彼女の人生は、戦時中の苦労や家族の喪失にもかかわらず、女性の社会進出や司法の世界での地位確立に貢献した点で特に注目されます​​。

三淵嘉子さんは、女性が法律の世界で活躍できる道を切り開いた先駆者であり、彼女の生き方は今日でも多くの人々にとって大きなインスピレーションとなっています。