世界一受けたい授業で「太る人・やせる人」の日常生活の違いを浅原哲子さんが紹介!

2024年2月10日放送の世界一受けたい授業で「太る人・やせる人」の日常生活の違いについて紹介されました!

教えてくれたのは京都医療センター研究部長の浅原哲子さんです。

「太る人・やせる人」の日常生活の違い

今回の放送では、「太る人・やせる人」の日常生活の違いが14項目取り上げられました。

「太る人・やせる人」の日常生活の14の違い

1)冬でも薄着で過ごすとやせる。
【解説】薄着など適度な寒冷刺激を与えるとやせ細胞とも言われる褐色脂肪細胞が活性化します。褐色脂肪細胞とは体温を一定に保つ働きのある細胞で寒さを感じると脂肪を燃焼します。1日薄着でいた場合の消費カロリーは1日300キロカロリーと言われていて、30分のジョギングで消費するカロリーに匹敵します。

2)ランニングはゆっくり走るとやせる。
【解説】速く走ると体内の糖が燃焼し、脂肪燃焼効果は低くなります。ゆっくり走ることで一番効率のよく脂肪を燃焼させることができます。さらに、ランニングの前に筋トレを5分ほど行うとより一層脂肪を燃焼させやすくなります。

3)「いただきます」と言わないと太る。
【解説】「いただきます」や「ごちそうさま」を言わないとだらだらと食事を続けてしまう傾向が出ます。糖を脂肪に変えるインスリンも長時間にわたって分泌されるので脂肪量が増えてしまいます。

4)朝食を抜くと太る。
【解説】朝食を食べないと、脂肪と筋肉をつかさどる体内時計にズレが生じます。これが肥満の原因になります。

5)朝食から赤身肉を食べるとやせる。
【解説】赤身肉はたんぱく質が豊富です。たんぱく質を消化するためにはエネルギーが多く必要なのでやせます。鶏ささみやチーズを食べても効果を得られます。食べる順番も考えるとさらに効果的です。まず野菜を食べ、それから赤身肉。そこから5分ほど待ちます。その後は炭水化物も含めて何を食べても大丈夫です。

6)ひと口ごとに箸を置くとやせる。
【解説】ひと口ごとに箸を置くようにすると、自然とかむ回数が増えます。たくさんかむことで満腹中枢が満たされることになります。

7)ご褒美に高級スイーツを食べるとやせる。
【解説】ダイエットをストイックに頑張るとストレスからリバウンドにつながってしまいます。安いスイーツはたくさん購入できるので日常化しやすいので、高級なスイーツをご褒美に1つ選んで食べるとやせる環境を整えやすくなります。

8)味オンチな人は太りやすい。
【解説】ある研究で旨み成分を感じやすい人と感じにくい人が比較されました。旨み成分を感じにくい人は甘味を欲する傾向が強いことが分かりました。つまり味オンチの人は甘いものをたくさん食べるので結果として太りやすいことになります。

9)玄米を食べると味オンチを改善できる。
【解説】玄米に含まれるガンマ-オリザノールという成分が脳に作用すると味覚をリセットすることができます。

10)食後に歯磨きする人はやせる。
【解説】食後に歯磨きをしてしまうと、その後のつまみ食いをあきらめやすくなるからです。また、歯磨きによって腸内環境が改善し肥満予防につながっていくことも分かっています。

11)1日の野菜摂取量を100グラム増やすとやせる。
【解説】野菜を増やすことで食物繊維の摂取も増えます。食物繊維をたくさん摂ることで腸内環境をよくする短鎖脂肪酸が増えます。これが肥満を改善するカギになります。ちなみに、一番やせ効果の高かった野菜は玉ねぎです。

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12)試着をしない人は太りやすい。
【解説】試着によって自分が太っている箇所はどこか、どれくらいやせたいと思っているかといった具体的なイメージをつかむことができます。試着をきっかけにやせようという意欲をわかせることができます。姿見を目につくところに置いておくと減量効果があったという研究結果もあります。

13)ダイエットに成功した後、ジャストサイズのボトムスを買うと太りにくい。
【解説】ウエストにストレッチのないボトムスを選ぶと体型の変化に敏感になります。リバウンドの兆しに気付くことができるので対策をとりやすくなります。

14)ストレスを抱えている人はやせにくい。
【解説】同じ運動・同じ食事をした83人のグループのダイエット研究の結果から、ストレス値が高いほどやせにくいということが分かりました。ストレス値を低くするには笑うことが効果的です。

まとめ

「太る人・やせる人」の日常生活の違いをまとめました。

ちょっと生活習慣を見直すだけでやせやすい環境を整えることができますね。やれるところからコツコツとやってみたいと思います。